写真はイメージです Photo:West/Gettyimages
世間では「生成AIがコンサルの仕事を奪っている」「アナリストはもういらない」といった論調が強まっている。だが実際は、現場で生成AIを超えるパフォーマンスを発揮し、クライアントに「お金を払ってでも依頼したい」と信頼されているコンサルタントも存在する。そうした「本物のコンサル」と、生成AI以下の仕事ぶりにとどまる「偽物のコンサル」を一発で見分ける方法を解説する。(森経営コンサルティング代表取締役 森 泰一郎)
生成AI時代に
コンサルに頼む意味とは
ChatGPTやGeminiをはじめ、米アンソロピック社の「Claude(クロード)」などの生成AIが、ビジネスツールとして当たり前に使われる時代になった。
コンサルティング業界には冷ややかな目線が向けられ、「(特に若手の)アナリスト、リサーチャーはもう要らないのではないか」といった声が、これまで以上に大きく聞こえてくるようになった。国内では経営コンサル会社の倒産が過去最多となり、海外の大手ファームは採用をストップするなど、業界全体に逆風が吹きはじめている。
確かに、事業会社の経営者がChatGPTに「当社の中期戦略を立てて」とプロンプトを打ち込めば、ものの数分でパワーポイントの資料が出力される。それなのに、数千万円もの月額報酬を払ってコンサルに頼む意味はあるのか――。そんな疑問が湧くのも無理はない。
ただし実際のところは、現場で生成AIを超えるパフォーマンスを発揮し、クライアントに「お金を払ってでも依頼したい」と信頼されているコンサルタントも存在する。必ずしも「コンサルがAIに仕事を奪われている」とは限らない。
では、そうした優秀なコンサルとは、どんな人物なのか。「ChatGPT以下のコンサル」と「お金を払う価値があるコンサル」は、どうすれば見分けられるのか。
現役コンサルならではの視点で、業界のリアルを解説していきたい。







