「どうせ無理だ」「私なんて……」。私たちは知らず知らずのうちに、自分に向かって“ひとりごと”をつぶやいています。実は、その言葉が人生を良くも悪くも左右しているかもしれません。では、人生が好転する人は、どんな言葉を自分にかけているのでしょうか。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)より、そのヒントを一部抜粋・再編集して紹介します。

人生が好転する「ひとりごと」とは?Photo: Adobe Stock

「どんな問いかけで1日を始めるか」で気分も行動も変わる

人の思考は、自分に投げかけている質問によって決まります。

「今日しなければならないことはなんだろう?」
「なんで会社にいかなきゃいけないんだろう?」

そんな質問をしていたら、エネルギーが下がったり、しなければいけないことがたくさん浮かんだりして、集中力が分散してしまうでしょう。

1日の始まりに、どこに意識を向けて過ごすか。それを気分まかせにしないことです。

私のお気に入りの質問は、
「今日、私をワクワクさせてくれるものはなんだろう?」
です。

いつも気分が悪い人は、気分が悪くなる「問いかけ」をしている

私が不調だった時期は、

「なんで調子が悪いんだろう?」
「なんで疲れているんだろう?」
「なんでやる気が出ないんだろう?」

と、朝イチからそんな問いかけばかりしていました。

うまくいかない理由ばかり浮かぶので、当然エネルギーが停滞してしまいます。

気分も上がらず、体もぐったりで、朝からどんよりスタートしていました。

「今日、ワクワクすることはなんだろう?」

一方で「ワクワクすることは何か?」と問いかけるようにすると、まったく同じ予定であっても、その予定の「ワクワクするところ」が思い浮かぶようになります。

たとえば、部屋の片付けをする場合は、「部屋の片付けでワクワクすることは何?」と自分に問いかけます。

そうすると、「片付けのビフォー・アフターがはっきりするのがワクワクする。片付けたあと、自分が気持ちよく過ごせることにワクワクする」などが浮かんできます。

気分が下がっているとき、気分を下げるような問いかけをしています。
気分を上げるには、気分を上げるような問いかけをすればいいだけです。

人生が前向きになる「問いかけ」とは?

認知神経科学者のマリサ・カラスコは次のように述べています。

「注意を向けた対象は実際よりコントラストが強く見える」

つまり、人は意識を向けたものが拡大して見えるのです。

ほかにもおすすめな問いかけは、

・今日、私が感謝できることはなんだろう?
・今日、私が愛情を注げることはなんだろう?
・今日、私が貢献できることはなんだろう?
・今日、私が成長できることはなんだろう?

これらの問いかけをすることで、主体的に動けるのを実感できるはずです。

(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・再構成を行ったものです)