
大手ゼネコンに迫る“専門工事会社”が好調
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って「年収が高い建設会社ランキング2025」をお届けする。対象期間は2024年4月期~25年3月期。従業員数は単体ベースで、50人未満の企業は除外した。
なお、ホールディングカンパニー(HD)は「持ち株会社」とも呼ばれ、傘下のグループ企業を「親会社」として統制する役割がある。事業の運営会社に比べ、少人数であることが多いため、総じて平均年収も高額になる傾向がある。
それでは早速、ランキングを確認していこう。
1位は業界大手の鹿島建設で、平均年収は1184.7万円、従業員数8854人、平均年齢41.9歳だった。ダイヤモンド・オンラインの『年収が高い建設会社ランキング』を見ると、23年、24年に引き続き、3年連続で1位を獲得した。
なお、昨年のランキング作成時(24年3月期)の平均年収は1177.2万円で、今年は7.5万円微増している。
2位は大気社で、平均年収は1181.2万円、従業員数1727人、平均年齢42.3歳だった。同社は主にビル空調や産業空調(工場など)の設備設計や施工を行う企業だ。
3位は建設大手の大林組。平均年収は1140.4万円、従業員数は9386人、平均年齢は42.4歳だった。
4位は高砂熱学工業で、平均年収は1129.1万円、従業員数は2365人、平均年齢は41.6歳だった。同社も2位の大気社と事業内容が似ていて、オフィスビルなどの空調設備や給排水設備の設計・施工などを行っている。
建設業界では鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設の4社がスーパーゼネコンといわれ「高給」なイメージも強いが、今回の平均年収を見ると、大気社や高砂熱学工業などといった空調設備などの専門工事会社も待遇が良いことがわかる。
5位は、インフロニア・ホールディングスで、平均年収が1105.5万円、従業員数は102人、平均年齢は42.8歳だった。
同社は、傘下に前田建設工業や前田道路などがある持ち株会社で、21年に設立された建設会社だ。24年には風力発電大手の日本風力開発、25年には三井住友建設を買収するなど、M&A(企業の合併・買収)にも積極的で、25年3月期の売上高は1兆1248億円と好調な業績が続いている。
全147社のうち、平均年収が1000万円を超えたのは14社だった。
6位以下のランキングを見てみよう。
ゼネコン大手の大成建設の平均年収は1058.0万円で9位、同じく大手の清水建設の平均年収は1011.6万円で12位だった。
ランキングには、その他にどんな企業が入っているのか。次ページ以降をチェックしてみてほしい。
(ダイヤモンド・ライフ編集部)







