「なぜか何もかもうまくいかない」と感じる日は、誰にでもある。そんなとき、多くの人は「もっと頑張らなければ」と自分を追い込んでしまう。しかし、物事がうまくいく人ほど、焦ったときにある共通した行動をとっている。本記事では、たいていの物事がうまくいくシンプルな方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
Photo: Adobe Stock
「何もうまくいかない日」に大切なこと
「なぜか何もかもうまくいかない」
そんな日がある。
やることは山ほどあるのに、何から手をつければいいかわからない。
焦るばかりで、時間だけが過ぎていく。
そんなとき、多くの人は「もっと頑張らなければ」と自分を追い込んでしまう。
だが、たいていの物事がうまくいく人は、そういうときほど違う行動をしている。
一気に全部やろうとはしない。
まずは落ち着いて、「今すぐできること」を1つだけ始めるのだ。
心を落ち着かせて、やれることから始めよう
そのヒントになるのが、次の方法である。
「何から手をつけたらいいのかわからない」という気持ちになったら、次のことを試してみてほしい。
・神経系を落ち着かせる
深呼吸を3回する。息を吸って、数秒間息を止め、ゆっくり吐き出す。体がリラックスしてきたら、次に、周りにあるものに1つずつ、合計5つ、順番に目を向けてみよう。そうすることで、焦点を「今、この瞬間」に引き戻しやすくなる。「何でも完璧にしなければならない」という考えは見直すことができる。何もかもが素晴らしいものである必要はない。「これで十分」というレベルで済むことはたくさんあるのだ。同じように、「自分は悲惨な状況にいる」という考えも見直せる。たしかに、あなたは何から手をつけたらいいのかわからなくなっているかもしれない。でも、それはよくあることだ。「同じような気持ちになったことは過去に何度もあるし、そのたびにそれを乗り越えてきた」と考えれば、思いつめずに状況を冷静にとらえられるようになる。
・「今すぐできること」を1つ選び、即実行する
たった1つでいい。メールに返信しなければならないのなら、メールソフトを立ち上げて、1行目を入力しよう。「こんにちは」や「メッセージをありがとう」などであれば、簡単に書けるはずだ。1行目を書けたら、2行目以降に進むのも楽になる。
何から手をつけたらいいのかわからない状況に対処するために、大がかりなプロジェクト管理システムは必要ない。それよりも、ゆっくりと少しずつ物事を進めていくほうがいい。その際、「完璧を求めない」という考えが大切な場合があることも忘れないようにしよう。
私たちは、物事が思いどおりに進かないと、「もっと頑張らなければ」「完璧にやらなければ」と考えてしまう。
しかし、本当に大切なのは、自分を追い込むことではなく、立ち止まって冷静さを取り戻すことだ。
深呼吸をして、「今、この瞬間」に意識を向ける。そして、「今すぐできること」を1つだけやってみる。
その小さな行動が、不安を行動へと変え、止まっていた物事を再び動かしてくれる。
たいていの物事は、特別な才能や気合いでうまくいくのではない。焦らず、一歩ずつ前へ進み続ける人が、最後には望む場所へたどり着くのである。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)







