自分が「死ぬ」ことを自覚する。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか? 本記事では、「一度きりの人生を自分のために使う」ことを実現するヒントを紹介する。
(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「生きるのがすーっと楽になる」言葉・ベスト1Photo: Adobe Stock

自分の人生も有限である

「自分もいつか死ぬ」

この言葉を聞くと、不吉な話だと感じる人もいるかもしれない。
だが実は、この事実を受け入れることこそ、生きるのを楽にしてくれる。

私たちは普段、「失敗してはいけない」「もっと頑張らなければならない」と考えがちだ。
そして、本当にやりたいことよりも、周囲の期待や世間体を優先してしまう。

しかし、自分の人生には限りがあると考えると、見える景色が変わる。

完璧である必要はない。すべての人に好かれる必要もない。

限られた時間のなかで、本当に大切なものは何かを考えるようになるからだ。

死について考え、意義を見出す

自分の死を意識すると、以下の変化がある。

人はある時点で自分がいつか死を迎えることに気づくのだ。もちろん、私たちは自分が永遠に生きられないことを知っている。それが生物の宿命だ。しかし、多くの人はこの事実から目を背けるようにして生きている。そして、死を突きつけられて初めて、自らの人生を見つめ直すのだ。誰も死を免まぬがれることはできない。それでも、死を意識することは、本当に大切なものが何かを知るうえでとても役に立つ。死について考えることで、人生に意義を見出せるようになるのだ。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

生きるのが楽になる人は、死を忘れている人ではない。
むしろ、「自分もいつか死ぬ」という事実から目を背けない人である。

死を意識することは、暗いことではない。
限られた時間をどう使うかを考え、自分らしく生きるための出発点なのである。

人生を苦しくするのは、「いつかやればいい」と思い続けることだ。

一方で、「自分もいつか死ぬ」と受け入れたとき、人は本当に大切なものを選べるようになる。
それこそが、生きるのをすーっと楽にしてくれるのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)