「最近なんとなく疲れが抜けない」「やる気が出ない」と感じている人は少なくありません。そんなとき、多くの人は睡眠時間や栄養バランスばかり気にします。しかし、本当に大切なのは「体の声を毎日観察すること」かもしれません。MOTOKOさんが語ってくれたのは、5000年以上受け継がれてきたアーユルヴェーダの知恵でした。それは、人生を変える第一歩は「心」ではなく「体」を整えることから始まるという話でした。
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なぜ人生を変えたいなら、まず体を整えるべきなのか
「人生を変えたい」と思うと、多くの人は考え方やメンタルを変えようとします。しかしアーユルヴェーダでは、その順番が逆だと言います。
私は『奇跡が起きる毎朝1分日記』の著者として、毎朝5時55分から「1分朝活」を無料で開催しています。心と行動を整えるための短い習慣ですが、毎週月曜日はゲスト講師をお迎えしています。
今回のゲストは、『世界一わかりやすい!まいにちアーユルヴェーダ』(三笠書房)の著者・MOTOKOさんです。世界最古の伝統医学といわれるアーユルヴェーダを、現代の生活に取り入れる方法をわかりやすく伝えている専門家です。
朝、舌を見るだけで体調の変化がわかる
MOTOKOさんが最初に教えてくれたのは、「毎朝、舌を観察してください」というシンプルな習慣。朝起きて舌に白い苔のようなものがついていたら、それは体の中に未消化物や老廃物がたまっているサインだと考える。そこでタングクリーナーを使って舌苔を取り除くことで、口の中を清潔に保つだけでなく、せっかく体の外へ出てきた不要なものを再び体内に戻さずに済む。
ほんの数十秒の習慣ですが、「今日は体がどんな状態なのか」を知る大切なセルフチェックにもなります。
元気な人ほど「消化力」を大切にしている
もう一つ印象的だったのが、「健康は消化力で決まる」という考え方。MOTOKOさんがおすすめしていたのは、「ギー」と呼ばれる精製バターオイルを毎朝ティースプーン1杯ほど摂ること。インドでは神聖なオイルとして祈りにも使われ、日本では「醍醐」とも呼ばれてきました。
アーユルヴェーダでは、食べたものをきちんと消化し、栄養として取り込めることが健康の土台になります。体の調子だけでなく、心の安定やエネルギーにも深く関わるという考え方です。また、カルダモンを口に含んで噛むことも勧めていました。口臭予防だけでなく、消化を助ける働きも期待できる。
幸せな人生は「笑顔」と「潤い」から始まる
さらに興味深かったのは、アーユルヴェーダでは「よい笑顔」が人生の幸福を導くと考えられていること。欲求というと、どこか否定的に受け取られがちですが、人間として人生を楽しみ、遊び、喜びを味わうことも大切なエネルギーなのだとMOTOKOさんは語ります。
また、女性に対しては、「毎日同じように成果を求め続ける社会は男性的なリズムでできている」とのこと。女性には女性の身体のサイクルがあり、それを尊重した生き方のほうが、本来の力を発揮できる。
フェムケアについても、アーユルヴェーダは何千年も前からその重要性を説いてきました。粘膜を潤すことは、体全体を潤し、心まで満たされた感覚につながるという考え方は、とても新鮮でした。
心より先に体を整える
今回の朝活で強く感じたのは、「体は魂の乗り物」というアーユルヴェーダの考え方。私自身もこれまで、食事や運動、睡眠など、体を整えることが集中力や直感力を高めることを数多くの著書で伝えてきました。脳の働きも体の状態に大きく左右されます。まず体を整えることが、人生全体を整える近道なのです。
人生を変えようとすると、多くの人は心を変えようとします。しかし、5000年以上受け継がれてきた知恵は、その前に「体をいたわりなさい」と教えてくれています。朝、ほんの数分、自分の体と向き合う時間を持つこと。それが、健やかな人生への最初の一歩になるのかもしれません。








