米国の老朽化した電力網が1年で最も暑い季節を迎えている。記録的な規模の新たな発電能力が備わったにもかかわらず、多くの問題を抱えている。新たな電源として太陽光と蓄電池を中心に58.5ギガワット(GW)が加わったことで、米国がこの数年にわたり直面していた広範な停電のリスクは低下した。このように分析しているのは、米国の電力システムの信頼性を監視する非営利団体、北米電力信頼度協議会(NERC)だ。こうした見方は、米国が通常の夏の状況下であれば豊富な電力供給があることを示唆している。ただ、予報では例年よりも暑い季節となる見込みで、「ヒートドーム」現象(上空で発達した高気圧が暖かい空気を地表付近に閉じ込め、広範囲に高温をもたらす状態)が国土の広い範囲を覆っている。