『カラスヤサトシの終活レボリューション』(c)カラスヤサトシ/鎌倉新書
葬儀や終活ビジネスの最前線、伝統から最新テクノロジーまでエンディング業界の今を伝える専門情報誌『月刊終活』(鎌倉新書)で連載されている『カラスヤサトシの終活レボリューション』(漫画/カラスヤサトシ)。今回は、第7話『海洋散骨セレナーデ』から、カラスヤ氏が漫画に描けなかったエピソードを紹介する。(ライター 有馬ゆえ)
「海洋散骨」を知っていますか?
2021年、厚生労働省は海などに遺骨をまく「散骨」について、「散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)」を発表した。
同ガイドラインには、「焼骨は粉状に砕く」「地域住民、周辺の土地所有者、漁業者等の関係者の利益、宗教感情等を害することのないよう、十分に配慮する」「プラスチック、ビニール等を原材料とする副葬品等を投下するなど、自然環境に悪影響を及ぼすような行為は行わない」などの事項が記載されている。
こうした国のガイドライン策定される一方、民間でも散骨をめぐるルールづくりが進んでいる。
例えば、2014年には一般社団法人日本海洋散骨協会が設立され、現在では60以上の団体、事業者が加盟。同協会では、漁業関係者とのトラブル防止、環境保全、安全確保などを目的としたガイドラインを定め、加盟事業者の品質向上に取り組んでいる。
海洋散骨サービスを運営するハウスボートクラブが2024年に行った調査によれば、自分のお墓として海洋散骨を希望したのは全体の13.1%。40代以上の3〜4割が、海洋散骨について「管理の手間がない」「子どもや家族に負担がない」という印象を抱いているという。
全国で、家族や子どもへの負担を軽減する目的で、「墓じまい」をする人が増加している。墓じまいに伴って、墓の中の遺骨を別の墓や納骨堂などへ移す「改葬」が行われることも多い。例えば、厚生労働省「衛生行政報告例」では、改葬の件数は、2000年の6万6643件が、2024年には17万6105件に増加している。
墓や供養のあり方が変化するなか、海洋散骨も選択肢の一つとして注目されている。
秋晴れの東京湾の海上で……
海洋散骨を疑似体験!
漫画家のカラスヤサトシ氏は、2025年9月29日、ハウスボートクラブが主催する「海洋散骨 疑似セレモニー体験」に潜入した。
横浜みなとみらいから船に乗り、東京湾の海上で実際の海洋散骨を疑似体験したカラスヤ氏は、当日の印象をこう語る。
「事前に『めちゃくちゃ船酔いしますから酔い止め必須です!』と聞いてたのですが、海は穏やかだし、秋晴れの海が気持ちよくて、クルージングみたいですごく楽しかったです」
「ただ、僕は海がマジで怖いタイプなので、海洋散骨は無理ですね。自分が死んで粉状の遺骨になったとしても、万が一、意識があったらと思うと恐怖で……」
「海洋散骨は無理」。その理由はちょっと笑えるものだったが、疑似体験そのものは「マジ最高!」だったというカラスヤ氏。いったいどんな体験だったのか?その様子は、「カラスヤサトシの終活レボリューション」でチェック!
厚生労働省「散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)」(2021年3月発表)
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/001321304.pdf
ハウスボートクラブ「【終活に関する調査レポート】60代の22.5%が「お墓の希望わからない」と回答 お墓の希望・海洋散骨に関する意識調査」(2025年1月発表)
https://hbclub.co.jp/news/20250130/
『カラスヤサトシの終活レボリューション』(c)カラスヤサトシ/鎌倉新書
『カラスヤサトシの終活レボリューション』(c)カラスヤサトシ/鎌倉新書







