JR東海,新幹線,N700SPhoto:PIXTA

JR東海は7月8日、グリーン車よりもさらに上質な設備・サービスを備えた上級クラス座席「Supreme Class(スプリームクラス)」の個室タイプ「Cabin」を報道公開した。東京~新大阪間で約4万~6万円という価格に見合う価値はあるのか。その設備やサービス、グリーン車との違いとは。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)

グリーン車と比べた
料金とサービスの違い

 スプリームクラスは今年10月1日にサービスを開始する「Cabin」と、2027年度中に開始予定の半個室タイプ「Seat」の2種類で構成される。Cabinは1編成あたり2室あり、10号車は定員1名、7号車は定員2名だ。

 広さが約1.5倍違う二つの個室は料金設定も異なる。乗車券はJR東海のインターネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」限定で発売され、東京~新大阪間(スマートEX価格)は7号車が6万790円、10号車が4万2390円だ。いずれも1部屋・1人分の乗車券・特急券込みの価格で、7号車に2人目が乗車する場合は別途、乗車区間に有効な乗車券類(自由席特急券や旅行商品も可)が必要になる。

10号車の室内10号車の室内(筆者撮影)

 同区間の普通車指定席(通常期・スマートEX価格)は1万4300円、グリーン車は1万9100円なので、かなり高額な印象を受けるが、サービスの内容は価格相応と言える。電子錠を備えた完全個室に大型バックシェルタイプのレッグレスト付き座席を採用し、専用Wi-Fi、個別調整可能な照明、空調、スマホと接続できるシートスピーカーを備える。また、パーサーによるウェルカムサービスやモバイルオーダーサービスもある。

レッグレスト付きの座席はリクライニングも可能レッグレスト付きの座席はリクライニングも可能(筆者撮影)