14日の米株式市場でIBMの株価が25%余り下落し、1日の下落率としては過去最大となった。 顧客の支出がソフトウエアから人工知能(AI)ハードウエアおよびメモリーチップへとシフトしていることが逆風になっていると明らかにしたことが嫌気された。IBMは来週、4-6月期(第2四半期)の正式な業績を発表する予定で、米企業のAI投資がソフトウエア支出に与える打撃の一端を示す可能性がある。今年に入りアドビやセールスフォースなどのソフトウエア株が売られたのは、アンソロピックのようなAI企業が、従来型企業の販売するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)製品の安価なコピーを容易に作れるようになるとの懸念が引き金だった。一方、株価下落でIBMの時価総額が690億ドル(約11兆2000億円)消失したが、その背景には別の要因がある。新たなAI関連支出によって企業の従来型のテクノロジー支出が圧迫されるという懸念だ。
IBM、時価総額11兆円消失 顧客支出がAIにシフト
特集
あなたにおすすめ







