定年退職後に株を本格的に始めて1億円を築いた92歳の現役投資家・リョウジさん。暴落に動じない強靭なメンタルの背景には、終戦直後の「どん底の生活」で得た過酷な原体験がありました。極限の飢え、そして家族を必死に守ろうとした母の姿から学んだ「お金の真の価値」とは? テクニック以上に重要な、不確実な相場を生き抜き、着実に資産を増やすための「揺るぎない投資軸」の源流に迫ります。
※本稿は『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』(ダイヤモンド社)をもとに編集した記事です。
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資産1億円を築いた92歳投資家
どん底から学んだ「お金」の真の価値
投資で成功を収めるためには、どのようなマインドセット(心のあり方)が必要でしょうか? 相場の荒波を乗り越える強さは、小手先のテクニックからではなく、その人の人生における「原体験」から生まれることが少なくありません。
定年退職後に株式投資を始め、92歳の現在も現役投資家として年間利益1200万円を得ているリョウジさんの強靭なメンタルの背景には、想像を絶する過酷な体験がありました。
終戦直後、突如として訪れた「どん底の生活」
およそ80年前、私が13歳の頃のことです。敗戦直後の日本には、貧困がはびこっていました。日本統治下だった台湾から東京に引き上げてきた私たち家族を待っていたのは、職を失った父と、母のわずかな和裁の収入だけが頼りの、まさしく“どん底の生活”でした。
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より
現代を生きる私たちにとって、明日生きるためのお金すら事欠く状況は想像し難いかもしれません。しかし、全てを失い、ゼロから生計を立て直さなければならないという極限の経験は、「何があっても生き抜く」という強烈なハングリー精神を彼に植え付けました。
投資においても、最悪の事態を想定し、そこから這い上がる覚悟を持つことは大きな武器となります。
