同じ東大生からも優秀すぎて「宇宙人」と尊敬される、定員約100人のレア集団、東大理三の謎に包まれた実態を、教育ジャーナリスト・庄村敦子が取材。本連載では、普通の大学生とはまるで違う学生生活、恋愛、家庭環境、お金の話などに加え、天才すぎて凡人には理解不能な奇人変人エピソード満載。激レアな天才たちの頭の中、人物像、おいたち、卒業後の進路など徹底解剖! (構成/ダイヤモンド社書籍編集局・中村直子)

天才集団「東大理三」はやっぱり変だった…卒業生が明かす奇人変人エピソードPhoto: Adobe Stock

なみはずれた天才集団ゆえに、一定数の奇人変人が出現!

 最難関入試を突破すると一転、楽しい学生生活が待っています。授業、試験、部活、サークル、バイト……。ここからは、理三生の学生生活について紹介します。

 東大理三には、並外れた頭脳を持つ天才と、天才ゆえに凡人には理解しづらい奇人変人が存在すると聞きます。実際、どうなのか、取材やアンケートで聞いてみました。まずは天才から。

「全員、ある部分では天才です。日常的に、一種の天才性に触れることができるのは、理三ならではだと思います。
『俺を並みの天才と思うなよ!』とシャウトした人物を目撃したときには、驚きました」

 という卒業生がいる一方で、こんな声も。

「単純に記憶力がいいとか飲み込みが早いとかはあると思うが、すべからく皆正しい方向性で努力した結果だと思う」(卒業生)
「才能に恵まれているとは思いますが、それ以上に裏で努力しているので、『天才』として理解を諦めるのは、彼らに失礼だと思います」(1年女子)

 天才やユニークな人の具体的な例として、アンケートでは以下の回答がありました。

「本を読んだら全部覚えてしまう同級生、常人の10倍仕事が回る理三卒社員」(卒業生)
「海外旅行に行くたびに、ガイドブック購入より前にその国の言語の勉強を始める友人がいる」(卒業生)
「特許を持っている人がいる」(1年男子)
「法学部のゼミに聴講生として参加して、最優秀生徒になった理三生がいる」(卒業生)
「瞬間記憶ができる友人は、便利そうだと思いました」(卒業生)
「読影力で上級医を圧倒する放射線科医の同期」(卒業生)
「理三から理学部に行った人や基礎研究を続けている人」(卒業生)

 変わった人として例が挙がったなかには、こんなツワモノも……。

「靴下が両方そろっていない同級生。本人は、『そろっていたら気持ち悪い』らしい」(1年男子)
「フジロックなどの音楽フェスで必ず残飯を漁って食べる後輩」(卒業生)
「理三入学者は、みんな1人でなんでもやれるし、くせが強い人が多い。だから、何かを決めるときにそれぞれが自分の意見を主張して、めちゃくちゃ揉めます」(卒業生)という声も。

 みなさん弁が立ちますから、その様子はなんとなく想像できます。

(本記事は、書籍『東大理三の世界 日本一の天才集団にみた謎すぎる生態』の一部を抜粋・編集したものです)