同じ東大生からも優秀すぎて「宇宙人」と尊敬される、定員約100人のレア集団、東大理三の謎に包まれた実態を、教育ジャーナリスト・庄村敦子が取材。本連載では、普通の大学生とはまるで違う学生生活、恋愛、家庭環境、お金の話などに加え、天才すぎて凡人には理解不能な奇人変人エピソード満載。激レアな天才たちの頭の中、人物像、おいたち、卒業後の進路など徹底解剖!(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・中村直子)

「東大理三」に受かっても安心できない!? 医学部へのカギを握る「進振り」とは?Photo: Adobe Stock

東大理三生の明暗を分ける「進振り」とは?

 東大の一学年の定員約3000人のうち、理三はわずか100人ほど。エリートが集まる東大生のなかでもたった3%ほどですから、「超レア」な存在です。

 2026年3月10日に東大から発表された一般入試の合格者数は、2990人。科類別の合格者数を次ページの表にしました。理三は99人ですから、理一の1121人と比べると、その少なさが際立ちます。

 東大に入学すると、2年間は教養学部生として駒場キャンパスで学びます。2年生の前期までの成績で、3年生から進む学部・学科が決まる「進学選択制度」があります。

 2015年の改名前まで「進学振分け制度」といっていたため、今でも通称「進振り」といわれる制度です。

 理三の定員と、3年から医学部に進学できる人数はほぼ同じです。だから、理三に進学すればほぼ医学部に進めます。ただ、たまに「点数不足で医学部に進学できない」理三生もいます。その場合は他学部・他学科に進むか、医学部希望であれば、留年して翌年の進振りに挑戦します。

「東大理三」に受かっても安心できない!? 医学部へのカギを握る「進振り」とは?

(本記事は、書籍『東大理三の世界 日本一の天才集団にみた謎すぎる生態』の一部を抜粋・編集したものです)