米 IBM のアービンド・クリシュナ最高経営責任者(CEO)が直面する問題は、物事の進むスピードが速過ぎると同時に遅過ぎることだ。同氏はその間で板挟みになっている。人工知能(AI)革命において、これは最悪の立場だ。クリシュナ氏はハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の台頭に対応してハイブリッドクラウド戦略に大きく賭ける一方、次世代技術の量子コンピューティングにおけるIBMの役割を長年にわたって投資家に売り込んできた。量子コンピューティングは3年から5年で実用化できると同氏は述べている。