大人になってから、「感じがいい人」「また会いたい人」と思われる人には、ある共通点がある。それは、特別な才能や話し方ではなく、自分からあいさつができることだ。話題の書『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』で紹介されている「あいさつ」のおやくそくから、その大切さを見ていこう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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新入社員2人の違い
「あいさつって、何よりも大事な力なんですよね」
以前、あるコンサルティング会社で管理職を務める方から、こんな話を聞いた。
その会社には、同じ年に入社した二人の新入社員がいた。
二人とも仕事はまじめで、能力にも大きな差はなかった。
ただ、一つだけ違っていたことがある。
一人は、朝出社すると、自分から「おはようございます」と挨拶をし、廊下ですれ違えば「お疲れさまです」と声をかけ、退社するときも「お先に失礼します」と笑顔で一言添えていた。
すると、他部署の社員までその新人の顔と名前を覚え、「この資料、こっちにもあるよ」「困ったことがあったら聞いてね」と自然に声をかけてくれるようになったという。
一方、もう一人は、自分から挨拶をすることはほとんどなかった。
もちろん仕事はきちんとこなしていた。しかし、「悪い人ではないけれど、少し話しかけづらい」という印象を持たれ、周囲との距離が縮まるまでに時間がかかったそうだ。
その管理職は、こんなことを話していた。
「社会人になると、最初は誰も実力なんてわかりません。だからこそ、挨拶が第一印象を決めるんです。自分から挨拶できる人は、それだけで応援してもらえる機会が増えるんですよ」
その言葉が、とても印象に残っている。
社会人になってから「感じのいい人」と思われる人は、特別な話し方やコミュニケーション術を身につけているわけではない。
まずは、自分から挨拶をする。
その小さな習慣が、相手との距離を縮め、信頼を築く第一歩になっているのである。
自分から挨拶をする練習をしよう
小学校入学前後にみつけたい93のおやくそくを紹介した『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には「じぶんから あいさつしよう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・いえを でるときは 「いってきます」と あいさつするよ。
「いってきます」
・ともだちに あったら げんきに てを ふろう。
「おはよう!」
・せんせいに あったら おじぎを して あいさつしよう。
「せんせい、こんにちは!」
・ともだちを わかれるときも てを ふって あいさつするよ。
「バイバイ、またね」
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)
挨拶は、テストの点数のように目に見える力ではない。
しかし、大人になればなるほど、「感じがいい人」「また会いたい人」と思われるかどうかを左右する、大切な習慣である。
子どもの将来の人間関係は、「おはよう」「ありがとう」といった何気ない一言の積み重ねから育まれていくのである。
(本稿は、『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』の発売を記念したオリジナル記事です)








