同じ東大生からも優秀すぎて「宇宙人」と尊敬される、定員約100人のレア集団、東大理三の謎に包まれた実態を、教育ジャーナリスト・庄村敦子が取材。本連載では、普通の大学生とはまるで違う学生生活、恋愛、家庭環境、お金の話などに加え、天才すぎて凡人には理解不能な奇人変人エピソード満載。激レアな天才たちの頭の中、人物像、おいたち、卒業後の進路など徹底解剖! (構成/ダイヤモンド社書籍編集局・中村直子)
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2年間は幅広く教養を学ぶが、勉強しないポンコツ理三も!
東大に入学すると、2年間は教養学部生として教養科目を学びます。
脳神経外科医の吉村和也さんは、大学時代をこう振り返ります。
「最初の1年半に、文系理系問わず幅広い学問分野に触れることができたのはよかったです。記憶にあるだけでも、美術論、比較文化論、デザイン論など、第一線で活躍されている方々の話を聞くことができました。
医学部に進んでからは、教授の肩書きを持つ方々は例外なく強いオーラを放っていました。そうした方々に接することができただけでも価値があったと思います」
興味のある学問分野を広く学び、その後に進学する学部学科を選べる通称「進振り」という「進学選択制度」(旧・進学振分け制度)があるのが、東大のいいところ。
「医師になる道とそれ以外の道を、入学してから選べる」という理由で理三に入学する人が、毎年います。2025年に実施した進学選択では、2人の理三生が医学部医学科(以下、医学部)以外に進むことを決めました。
希望の進路を選べるといっても、科類によって進学できる枠が決まっているため、人気の学部・学科に進みたいときには、2年生前期までの成績が重要になります。
理三生は希望すれば、ほぼ全員が医学部に進学できるため、
「進路に悩まされることなく、自分の勉強を進めやすい」(1年男子)
「進振りを気にせず、駒場でゆっくり過ごせた」(卒業生)
などの意見がありました。
ところがなかにはあまり勉強せず、「ポンコツ理三」と呼ばれる人もいるようです。
「理三生はほぼ全員が医学部に進学できる」ことがあだとなって、油断するらしく、「部活に熱中し、勉強をサボりすぎたので、医学部進学が危うかった」という人や、医学部に進学できずに留年した人もいました。
(本記事は、書籍『東大理三の世界 日本一の天才集団にみた謎すぎる生態』の一部を抜粋・編集したものです)







