人工知能(AI)を巡って最近起きたいくつかの注目すべき出来事は、いずれも同じ方向性を示唆している。AIは手に入りやすい商品(コモディティー)になりつつある、ということだ。まず、日常的な作業の大半をこなせるAIの価格が大幅に値下がりした。クラウド上やユーザー端末上で動作する軽量モデルが登場したためで、米アルファベット傘下グーグルや米アップル、中国のAI企業などの最新モデルがまさにこれだ。中国の習近平国家主席は16日に上海で演説し、誰でも自由に利用・再学習できる「オープンウエート」型のAIモデルを投入し続けることで、AI分野における米国の優位性に対抗できると語った。今や中国製の「GLM 5.2」や「Kimi K3」などの性能は、米テック企業の最上位モデルに近づいている。