「夏は脱水により血液が固まりやすいですから、オメガ3が豊富な魚はお勧めです。もちろんうなぎも良いと思います」(東丸医師)

良質なたんぱく質で
夏バテ予防に効く

 また、うなぎのヌルヌルには、たんぱく質の一種である「ムコプロテイン」が多く含まれる。

「ムコプロテインがうなぎの皮膚呼吸を助け、皮膚表面を防衛する働きを持っているのですが、私たちもうなぎを食することで粘膜保護の働きを高められます。良質なタンパク源となりますから夏バテ予防に働くでしょう」(望月氏)

 さらにうなぎの皮近くのゼラチン質には、こちらもたんぱく質の一種であるコラーゲンが。コラーゲンを摂取すると、皮膚や骨を作る基礎になるため、うなぎの場合はぜひ皮もいただきたい。

うなぎ

夏バテした時には
食べないほうがいい理由

 良いことばかりを挙げたが、栄養価が高い「うなぎ」だからこそ、食するのを避けたほうがいいタイミングがある。

 それは――「夏バテ」に陥ってしまった時。

 えっ、夏バテからの回復のためにうなぎを食べるんじゃないの? と疑問に思った人が多いだろう。

「“予防”ではなく、すでに夏バテになってしまった人に、うなぎはNGです」と望月氏。

「疲れきって食欲がない時や、ダルくて動けないなどの体が弱っている時は、胃腸の働きも低下しています。良質な脂質とはいえ、うなぎは脂が多いです。脂っこいものは腹持ちがいい、つまり胃の停滞時間が長くなり、胃腸に負担がかかってしまいます」

 あくまで夏バテの一歩手前、夏の疲れを感じ始めた時に、うなぎを食するのがベスト。

血液サラサラ、血糖値上昇を抑える
チョイ足ししたい“最強の一品”とは?

 また、うなぎの消化を助け、相乗効果で体に良い影響を与える“もう一品”がある。