「うなぎの蒲焼ときゅうり(とワカメ)の酢の物を合わせた『うざく』です。お酢のクエン酸には疲労回復作用があるほか、血液凝集を防ぎ、脂の消化を助ける作用があります。お酢の酸味が、胃酸の分泌も促すでしょう」

酢の物を構成する、塩分排出の働きがあるカリウムを含む「きゅうり」、同じくカリウムを多く含み、食物繊維によって血糖値上昇を抑える「ワカメ」も、タレによって血糖値が上がりやすい「うなぎの蒲焼」と相性がいい。
きゅうりには、血流に良い作用のあるメトキシアルキルピラジンも含まれるため、うなぎのビタミンE、オメガ3と併せて、血流や血管への良い効果も期待できる。
「うなぎの蒲焼+きゅうりとワカメの酢の物+白ごはん」なら胃腸に負担を与えずに、うなぎをいただける「最強のスタミナ食」になりそうだ。
ここで望月氏は「欲を言えば、山椒をプラスしてほしい」とアドバイスする。
「山椒は胃腸の働きを活発にし、体を温める効果がありますので、やはりうなぎとの相性抜群。また、うなぎを食べることによる胃腸の負担を和らげるなら、うなぎの上に山芋をすりおろして『うなトロ丼』にするのも◎。とろろは、血糖値上昇を抑える働きもあります」
うなぎとの食べ合わせに
注意したい食べ物は?
反対に良くない食べ合わせとして有名なのが「うなぎと梅干し」。
「梅干しは、酢の物の酢と同様に疲労回復作用がある半面、きゅうりやわかめなどがない分、胃の粘膜に直接強い酸が届きます。胃腸が弱っている時はその酸味が刺激となって消化不良を起こすことがあり得ます」
「水分たっぷりのスイカも、体調が芳しくない時はうなぎとの食べ合わせに注意が必要です。うなぎのような脂っこいものを食べる時に、水分の多いスイカを一緒に食べると、やはり消化不良の恐れがあるのです」
だがそれはあくまで体調がいまいちの時。元気な時には「うなぎと梅干し」も「うなぎとスイカ」の組み合わせも問題ない。
酢の物や山芋、山椒とともに、胃の働きが活発な“お昼”に「うなぎの蒲焼」を味わい、今夏を乗りきりたい。
【うなぎの蒲焼】
血栓を予防するEPA(オメガ3)
粘膜強化のビタミンA
血流促進作用のあるビタミンE
たんぱく質のムコプロテイン、コラーゲン
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【きゅうり】
塩分を排出するカリウム
血流に良い作用のあるメトキシアルキルピラジン
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【ワカメ】
血管を健全に維持するフコイダン
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【お酢】
疲労回復、脂質の消化をサポート、血小板凝集を抑制するクエン酸
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【山椒】
胃腸の働きを活発にする







