「運がいい人」と聞くと、生まれつき恵まれている人を思い浮かべるかもしれない。しかし、運は偶然だけで決まるものではない。日々の過ごし方や、小さな選択の積み重ねによって、新しい出会いや思いがけないチャンスを引き寄せる人もいる。では、「運がいい人」はどのような習慣を持っているのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。』で紹介されている考え方の中から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「運が逃げていく人」がやりがちなこと・ワースト1Photo: Adobe Stock

「運」を逃してしまう理由

「毎日同じ道を通勤する。」「休日もいつも同じ過ごし方。」「新しいことは面倒だからやらない。」

一見すると安定した生活に思えるが、こうした毎日の積み重ねが、人生から新しい出会いや思いがけないチャンスを遠ざけてしまうことがある。

「運がいい人」は、特別な才能に恵まれているわけではない。
昨日とは少し違う選択を繰り返すことで、新しい景色や新しい出会いを増やしているのである。

週末ごとに「冒険」を2つしよう

そのヒントになるのが、以下の考え方だ。

私が提案したいのは、週末ごとに「冒険」を2つ(計画的なものを1つと、思いつきのものを1つ)することだ。ここで言う冒険とは、イベントや展示会に行く、講座やワークショップに参加する、ロッククライミングをする、単に新しい場所を探検するなど、幅広い行動を指している。冒険は、「目新しさや挑戦、探検などを伴う、刺激的で珍しい体験のこと」だと定義できる。
(~中略~)
日常生活に、気楽に冒険を追い求めることを取り入れてみてはどうだろう?そういう生き方は可能であり、実際にそれを実践している人もいる。だがたいていの人は、冒険とは程遠い生活を送っている。自分の時間を優先さることに心理的に抵抗があるからだ。そして、自由時間をなんとなく受け身で過ごしている。仕事の会議や病院の診察の予定をスケジュールに入れるのと同じように好きなことをするための時間もスケジュールに入れてみてほしい。そうすれば、楽しい時間をもっと多く過ごせるようになるし、その時間が来るまでにワクワクとした気持ちを味わえるというメリットも得られる。どちらかの冒険には、仲間を一緒に連れていけるといいだろう。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

運が逃げていく人は、不運な出来事が多い人ではない。
昨日と同じ毎日を繰り返し、新しい場所へ行かず、新しい人にも会わず、新しい経験もしない人なのである。

一方で、「運がいい」と言われる人は、偶然を待っているわけではない。
日常の中に小さな冒険を取り入れ、自分から新しい景色や出会いを増やしている。
その積み重ねが、思いがけないチャンスや幸運を引き寄せているのである。

運は、ただ待っていても巡ってこない。
昨日とは少し違う一日を、自分でつくる。
その小さな行動こそが、人生の運を大きく変えていくのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)