同じ東大生からも優秀すぎて「宇宙人」と尊敬される、定員約100人のレア集団、東大理三の謎に包まれた実態を、教育ジャーナリスト・庄村敦子が取材。『東大理三の世界 日本一の天才集団にみた謎すぎる生態』では、普通の大学生とはまるで違う学生生活、恋愛、家庭環境、お金の話などに加え、天才すぎて凡人には理解不能な奇人変人エピソード満載。激レアな天才たちの頭の中、人物像、おいたち、卒業後の進路など徹底解剖! (構成/ダイヤモンド社書籍編集局・中村直子)

東大理三生が医学部だけの「鉄門」運動部に入る深いワケPhoto: Adobe Stock

多くの理三生が入部する「鉄門」運動部とは?

「鉄門」は、東大医学部の前身である種痘所の門が鉄製だったため、東大医学部の代名詞として使われています。東大医学部の同窓会の名称も「鉄門倶楽部」です。

 部活やサークルには、東大の全学生が参加する「運動会○○部」と、原則、理三生と医学部生だけの「鉄門○○部」があります。

「医師には体力が必要だから」「医学部の先輩とのつながりを持ちたい」「臨床実習や研修のとき、どの部活だったか聞かれることがあるし、先輩がいると心強い」「人間関係作りがチーム医療に役立つ」などの理由で、鉄門の運動部に入る学生が多いようです。

 ほとんどの鉄門運動部が目標とする大会が、東医体(東日本医科学生総合体育大会)。全学の大会だと、スポーツ推薦で入った学生のいる大学とも対戦するため、同じ医科系の学生同士で戦うのです。ある卒業生は、「部員はもちろんのこと、他大学の卒業生とも交流が続いており、人生を豊かにする大切な財産になっている」と言います。

 運動部のなかで、比較的人数が多いのが卓球部、水泳部、硬式庭球部などです。どの運動部も東医体優勝を目指してがんばっています。

 入学から卒業まで6年間続ける人が多いのですが、なかには「思ったより本気で、すべての土日の予定が埋まってしまうので、1年で辞めました」という卒業生もいました。