同じ東大生からも優秀すぎて「宇宙人」と尊敬される、定員約100人のレア集団、東大理三の謎に包まれた実態を、教育ジャーナリスト・庄村敦子が取材。本連載では、普通の大学生とはまるで違う学生生活、恋愛、家庭環境、お金の話などに加え、天才すぎて凡人には理解不能な奇人変人エピソード満載。激レアな天才たちの頭の中、人物像、おいたち、卒業後の進路など徹底解剖!(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・中村直子)

東大の学園祭で大人気…「縫合」や「腹腔鏡」を体験できる医学部企画とはPhoto: Adobe Stock

学園祭では医学部企画の手術体験が大人気

 5月に本郷・弥生キャンパスで「五月祭」が、11月に駒場キャンパスで「駒場祭」が開催されます。文化系、芸術系のサークルや部活は、活動発表の場となります。
 理三生は、おもにクラスやサークル、部活の企画に参加します。なかには1年生のときから医学部企画に参加する学生もいます。医学部に進学してからはサークルや部活の企画、医学部企画に参加する人が多いです。

 2025年5月24、25日に行われた「五月祭」に、両日とも足を運びました。
 医学部企画、医学部の部活やサークルの模擬店、その数カ月前に『サンデー毎日』の合格者取材で話を伺った9人の東大生の模擬店などを訪問。
 なかでも医学部2号館本館で行われた医学部企画「医世界への扉」は大人気でした。特に2階の総合実習室で行われた手術体験は人気で、予約が必要です。

 私は医学部生の説明を受けたあと、針と糸で皮膚を縫い合わせる「縫合」を体験しました。なかなか難しくて苦労しましたが、楽しかったです。同じく隣でやっていた女子中学生を見ると、手先が器用ですごく上手でびっくりしました。聞けば彼女は医学部志望とのことで、目を輝かせながら手技に挑戦していました。
 手術体験には腹腔鏡手術、採血などさまざまなタイプが用意されていて、小学生ぐらいのお子さんから大人まで、楽しそうにチャレンジしていました。

 また、小講堂ではDNAや心臓の構造などを作る工作体験企画、医療用ゲル作り、症例クイズなどの企画があり、親子の姿が目立ちました。症例クイズでは、医学部生が患者さんの症例を出し、どのような病気なのかを推理します。症例説明や解説をする医学部生のトークのうまさに感心しました。わかりやすく説明できることは医師にとって、大切なことです。

(本記事は、書籍『東大理三の世界 日本一の天才集団にみた謎すぎる生態』の一部を抜粋・編集したものです)