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利益を上げるには原価を下げればいい――。至ってシンプルなことですが、言うは易し、行うは難し。本稿では、利益を創出する原価マネジメントの基礎と、見落とされがちな「原価=時間(リードタイム)」という重要概念を解説。経理任せにしない、社員全員で儲かる仕組みをつくるための思考法を解説します。※本稿は、堀切俊雄『利益を最大にする実践的手法 トヨタ流原価マネジメント』(日経BP)の一部を抜粋・編集したものです。
原価マネジメントの概要
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では、原価マネジメントの概要を見ていきましょう。下図の左にあるQ(品質・性能)では、サービス・商品などの品質・性能・機能・デザインといった機能を顧客に提供して価値を実感してもらい、その対価をもらっています。
企業の経営(筆者作成)
中央にあるC(コスト・利益)では、商品の付加価値を高めたり、業務の付加価値を向上させたりする活動を行います。もう1つは、自社の中でコントロールできる原価を低減する活動です。原価というのはその企業で発生している材料費であったり人件費であったりするため、自分自身の会社の中で改善することができます。
右にあるDは一般には納期・リードタイムと考えられていますが、それだけではありません。時間がたつと自動的に原価は上がります。なぜでしょうか。
原価の構成には、大きく分けて固定費と変動費があります。固定費は時間がたつと自動的にコストに計上されます。例えば、人件費は1カ月にいくら、設備の償却費は1カ月いくら、賃貸料は1カ月いくらという具合に、時間がたつと原価として計上されていきます。時間が経過すると自動的にコストが発生しているわけです。







