「あのとき、やっておけばよかった」――年齢を重ねた人が口にする後悔には、ある共通点がある。それは、お金や仕事の失敗だけではない。「このままでいいのだろうか」と思いながらも、忙しさや不安を理由に行動を先送りしてしまったことを悔やむ人は少なくない。では、老後に最も後悔しやすいこととは何なのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。』から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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老後にダントツ後悔すること
「このままでいいのだろうか」
そう思いながらも、仕事や家事に追われているうちに、何年も同じ毎日を過ごしてしまうことがある。
転職したい。新しいことを学びたい。会いたい人に会いたい。
ずっと続けている関係や習慣を見直したい。
けれど、大きな変化には不安がつきまとう。
「もう少し余裕ができたら」「今はまだ動くべきではない」
そうして先延ばしにしているうちに、気づけば選べる時間は少なくなっていく。
もちろん、すべてを急いで変えればいいわけではない。
しかし、変えたいという気持ちを何年も無視し続けると、「あのとき動いていればよかった」という後悔が残りやすい。
老後にダントツで後悔することは、変えたいことを先延ばしにすることだ。
まずは先延ばしを避ける
そのヒントになるのが、以下の考え方だ。
人生では、自分の思い通りにならないことが多い。しかし、自分や周りの人の人生にいい影響を及ぼせる領域はある。その領域で変化を起こすことに集中すれば、喜びや人生の目的を見つけられる。その事実を受け入れることで、私は安心感を味わえたのだ。「あの変化をもっと後で起こせばよかった」と言う人はほとんどいない。何かを変えたいと思っているのなら、そのことに注意を向けよう。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より変えたいことを先延ばしにしていると、目の前の不安は避けられるかもしれない。
しかし、その代わりに、自分で人生を動かせる機会を少しずつ失っていく。
もちろん、すぐに仕事を辞めたり、すべてを変えたりする必要はない。
まずは情報を集める。会いたい人に連絡する。学びたいことを調べる。
今の生活で変えられることを一つ決める。
大切なのは、「いつか」と考えていることに、今のうちから注意を向けることだ。
変化を起こした人は、あとになって「あのとき、もっと後にすればよかった」と後悔することは少ない。
だからこそ、自分の人生をよくしたいと思うなら、変えたいことを先延ばしにしないことが大切なのである。






