「最近、急に老けた気がする」「昔より疲れて見えると言われる」――そんな変化を感じる人は少なくない。年齢を重ねれば見た目が変わるのは自然なことだ。しかし、実年齢以上に老け込んで見える人と、いつまでも生き生きとしている人との違いは、年齢だけでは説明できない。では、その差はどこで生まれるのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。』から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「どっと老けて見える人」がやってしまうこと・ワースト1Photo: Adobe Stock

自分の楽しみを後回しにしていないか?

「最近、急に老けた気がする」
そんなふうに感じる人は少なくない。

忙しい毎日のなかで、仕事や家事、周囲から求められることを優先し、自分の楽しみはいつも後回しにする。

「落ち着いたらやろう」
「今はそんな余裕はない」

そうして、自分が心から楽しいと思える時間を持たないまま、毎日をただこなしていると、「生きている」という実感は少しずつ薄れていく。

もちろん、忙しく働くこと自体が悪いわけではない。
しかし、自分を置き去りにした生活を続けていると、気力が失われ、表情にも余裕がなくなる。
その結果、実年齢以上に老け込んだ印象を与えてしまうことがある。

生き生きとした感覚を取り戻す

では、どうすれば生き生きとした感覚を取り戻せるのか。

そのヒントになるのが、次の考え方である。

この「生きている」という感覚が身近になると、それ以外のことが些未なものに感じられるようになる。それまで悩んでいた問題も、小さなものに思えてくる。問題がなくなるわけではない。だが以前と比べれば、深刻さは薄れていく。長いあいだ悲しみや憂鬱に苦しんでいた人にとって、こうした生き生きとした瞬間は特に印象的なものに感じられる。
私の場合、こうした瞬間はまるで空が開けたように感じられる。ずっと悩んでいた自分の肩を、突然誰かが叩いて、「そんなに心配しなくてもいいよ。大丈夫さ。空を見てごらん!」と言ってくれるような気がする。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

自分の幸せを後回しにして、いつも忙しくしていると、人生は少しずつ色を失っていく。

だからこそ、予定を埋めることよりも、「自分は何をすると心が動くのか」を考える時間を持ちたい。

好きな場所へ行く。会いたい人に会う。夢中になれることを始める。

そんな小さな時間が、「生きている」という実感を取り戻し、表情や毎日に自然な若々しさを取り戻してくれるのである。