「最近、いいことがない」「なんとなくツイていない」――そんなふうに感じる人は少なくない。しかし、「運がいい」と言われる人は、ただ幸運を待っているわけではない。新しい場所へ出かけたり、誘いに乗ったり、普段とは違う行動を選んだりして、偶然が起こる機会を自分から増やしている。では、運を引き寄せる人は、どのような習慣を持っているのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。』で紹介されている考え方の中から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「運気がガタ落ちする人」がやりがちなこと・ワースト1Photo: Adobe Stock

「自由時間」を受け身で過ごしてしまう

「せっかくの休日なのに、何もしないまま終わってしまった」
そんな経験は、誰にでもあるだろう。

朝からスマホを眺め、気づけば夕方。出かけようと思いながら、結局いつもと同じように一日を過ごしてしまう。
もちろん、何もせずに休む時間も必要だ。

しかし、自由時間をいつもなんとなく受け身で過ごしていると、行動範囲は狭くなり、新しい人や情報、思いがけない出来事に出会う機会も減っていく。

「運がいい」と言われる人は、ただ幸運を待っているわけではない。

行ったことのない場所へ出かけたり、誘いに乗ってみたり、普段なら選ばないことを試したりして、偶然が入り込む余地を自分からつくっている。

つまり、運気がガタ落ちする人がやりがちなのは、自由時間をなんとなく受け身で過ごすことだ。
家で休むにしても、外へ出かけるにしても、「今日はこれをしよう」と一つ決めるだけで、毎日の景色は変わっていく。

運を動かしたいなら、まずは幸運を待つのではなく、新しい出来事が起こる場所へ自分から動くことが大切なのである。

「新しい経験」をするチャンスを自分でつくる

そのヒントになるのが、次の考え方だ。

 私は自分が「世界中を旅行し、旅先で何もしない」か「家にいて何もしない」のどちらかの状態にあることが多いと気づき、習慣を改め始めた。
 旅行をするときは、計画を立てるようになった。旅先では、1日に1つ以上はどこかに出かける計画を立てるようにした。残りの時間は好きなように使ってもいい。だが、1つでも予定を立てておけば、毎日、旅行ならではの思いがけない経験をしやすくなる。
 ニューヨークでは、普段はまず観に行かないコメディーショーを観賞した。友人から出演者と観客のやりとりが特徴的なコメディーショーを観ないかと誘われたとき、私は「考えてみる」とは言わなかった。そしてこの誘いに乗り、楽しい時間を過ごした。クロアチアでは、セーリングツアーが気に入って、2年連続で行こうとした。だがいざ予約しようとすると、ツアーは売り切れだった。
(~中略~)
 イベントやアクティビティに出かけるたびに、参加してよかったと思うようになったことだ。その日の夜に簡単な日記を書くときは、必ずその外出した経験を思い出した。アクティビティが特に素晴らしいものではなかったとしても、ただ家で仕事をし続けるよりも、新しい何かに挑戦できたことが嬉しかった。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

何もしないまま過ごせば、失敗することはない。
だが同時に、思いがけない楽しさや新しい出会いが生まれることもない。

運は、じっと待っていれば向こうからやってくるものではない。
いつもと違う場所へ出かけたり、誘いに乗ったり、新しいことを試したりした先で、偶然のように訪れるものだ。

だからといって、休日を予定で埋め尽くす必要はない。
「行ったことのない店に入る」「気になっていた場所へ出かける」など、一つだけ予定を決めればいい。

その小さな行動が、なんとなく過ぎていた一日を、あとから思い出せる一日に変えてくれる。

運気がガタ落ちする人は、運が悪いのではない。
自由時間を受け身で過ごし、運が入り込む余地を自分から減らしているのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)