急落した株と急騰した株
売るならどっち?

 どんなに良いと思った銘柄でも、過去1カ月で株価が2倍になっていたら、買いはストップした方が無難です。短期トレードならともかく、長期投資ならば、そんなに株価が過熱したところで買うべきではありません。

 株価チャートを見ない人は、そういうことにも気づかないで売買している可能性があります。

 チェックするときは、なるべく1年以上の動きがわかる株価チャートを見ましょう。それは、1カ月か2カ月だけの短期的な動きしか見えない株価チャートだと、大きなトレンドがわからないからです。

 株価チャートを見ることの大切さを理解していただくために、ここで1つクイズを出しますので、解いてみてください。

【クイズ】A社とB社、売るならどっち?

 次のA社とB社の株を100株ずつ保有しているとします。急にお金が必要になり、どちらか売らなくてはならなくなりました。どちらを売ったらよいでしょう?

図表 A社株式チャート:2024年1月4日~2025年1月25日同書より転載 拡大画像表示
図表 B社株式チャート:2024年1月4日~2025年1月25日同書より転載 拡大画像表示

 A社株は、買うと急落。今の株価は買い値を25%くらい下回っています。B社株は、買うと急騰。今の株価は、買い値を50%くらい上回っています。あなたなら、どうしますか?

儲かった株から売りたくなる
「利益を確定したい心理」の罠

 個人投資家のほとんどが、こういうとき、益出しを優先することがわかっています。

「利益を確定したい、損失は確定したくない」――つまり、「成功を確定させて、失敗は確定させたくない」心理が働いています。

 ここに大きな間違いがあります。