ハッピーターン1976年に発売された亀田製菓の「ハッピーターン」 Photo by Manabu Fushimi

甘じょっぱいあの味を思い浮かべられない日本人は、おそらく少ないだろう。1976年に誕生し、今年で発売50周年を迎える亀田製菓の看板商品「ハッピーターン」のことである。

製法自体は大きく変わっていないというこの商品は、2025年度に過去最高の売り上げを記録した。名実ともにロングセラーとして好調を維持し続けている秘密に迫る。(フリーライター 伏見 学)

2025年に過去最高売り上げを達成
発売から50年、ハッピーターンが成長を続けるワケ

 亀田製菓の数ある商品の中で、ハッピーターンは「柿の種」に次ぐナンバー2ブランドだ。

 国内米菓事業全体に占める売り上げ構成比はおよそ15パーセントで、約30パーセントを占める柿の種にはまだ及ばないものの、3番手の「亀田のつまみ種」とは大きく差をつけている。

 そのハッピーターンは、2025年度に出荷実績が100億円を超えて、発売以来最大の売上高となった。市場調査会社・インテージのデータでは、前年比で約8パーセントの売り上げ増だったという。しかも好調は今年度に入っても継続中で、既に前年度を上回るペースだ。

「発売から50年が経つ商品でも、まだこれだけ伸びしろがあるのかと改めて驚きました」と、亀田製菓のマーケティング戦略部米菓スナック第2グループマネージャーである歴舎直輝氏は振り返る。

ハッピーターン亀田製菓マーケティング戦略部米菓スナック第2グループマネージャーの歴舎直輝氏 Photo by M.F.

 そんな売り上げ増の原動力の一つが、他社とのコラボレーションだ。