伏見 学
1994年に誕生した「UCC BLACK無糖」は、「甘くない」ブラック缶コーヒーという新たなジャンルを開拓した。一気に認知度を高めたが、その人気を維持するのは簡単なことではない。パッケージのわずかな変更が、ロイヤルユーザーの離脱を招くこともあったという。ロングセラーを支えてきた変わらない製品哲学、そしてアップデートし続けてきた魅力に迫る。

「甘くない缶コーヒーは売れない」苦戦する「UCC BLACK無糖」を救った〈コンビニオーナーの鶴の一声〉
誕生から30年超、ロングセラーとなっている缶コーヒー「UCC BLACK無糖」。誰もが一度は見たことがある馴染みのあるパッケージで親しまれている商品だが、発売当初は「甘くないコーヒー」は受け入れられず、苦戦したという。そんな状況を打破するきっかけとなったのは、あるコンビニオーナーの提言だった。

雪印メグミルクが製造・販売する「さけるチーズ」は今年で発売から46年を迎えるロングセラー商品だ。ヒット商品を“延命”させる上でバリエーションを増やすのは鉄則だが、さけるチーズには新商品開発が難しい事情があった。そうした中、40年以上の月日を経て過去最高の売上高を達成できた要因とは何だったのか。前編に続き、ロングセラーの裏側に迫る。

1980年に発売された「さけるチーズ」。雪印メグミルクが製造・販売するこの商品は、発売から40年以上たった2024年に過去最高の売上高を記録するなど、今もなお成長を続けるロングセラー商品だ。その誕生のきっかけは意外なものだった。

日清食品の「チキンラーメン」は発売から60年以上、味を変えずに消費者に支持され続けてきた。一方で、長い月日の中でアップデートされた部分もある。ロングセラーの秘密に迫る前後編。後編では、看板商品の進化の裏側を覗いてみよう。

1958年に発売された日清食品の「チキンラーメン」。60年以上前に誕生した世界初のインスタントラーメンは、今も多くの人に愛されている。驚くことに、チキンラーメンの味は発売当初から「ほぼ変わっていない」という。その理由とは何か。
