「今まで気楽だったのに、なんだか最近つらい」「あの人とのやり取りに疲れる」――そんなふうに感じる時、心の中では一体何が起きているのでしょうか? 実は、人間関係が苦しくなる背景には、無意識のうちに陥りがちな“3つの原因”が隠されています。その正体に気づくだけで、モヤモヤしていた心がふっと軽くなります。それでは早速、心地よい自分を取り戻すためのヒントをお届けしましょう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。

【精神科医が教える】人間関係が苦しくなる原因・ワースト3Photo: Adobe Stock

人間関係が苦しくなる3つの原因

今日は、人間関係が苦しくなる原因についてお伝えします。

「今まで気楽に付き合えていたのに、急につらくなった」「新しく出会った人とのやり取りが疲れる」などと感じることはありませんか? そのような時に心の中で何が起きているのか、3つのポイントに絞ってお話しします。

1.心理的・物理的な「距離が近すぎる」

1つ目の原因は、相手との距離感が適切でない場合です。

人間関係がつらい時、私たちは他の作業をしていても、ずっとその人のことを考えてしまっています。これは頭の中での「優先順位」が高くなりすぎ、その相手に思考力を奪われている状態です。恋愛関係や、逆に嫌いな人のことを考えてしまう時にもよく起こります。

【解決のヒント】
意図的に相手のことを考えない時間を作り、距離を少し空けてあげることが大切です。
●毎日会うのをやめる、または会う頻度を減らす
●連絡の頻度を減らす
●メッセージをすぐ返さず、返信の間隔をあける

このように、やり取りを少し減らすことによって、人間関係のつらさは解消に向かいます。

2.「嫌われたくない」と思いすぎている

2つ目は、相手に嫌われることを恐れすぎている場合です。

「この人に嫌われたくない」と強く意識しすぎると、相手の顔色ばかりを伺い、行動がギクシャクして疲れてしまいます。他人をコントロールしようとするタイプの人が相手だと、よりこの状態に陥りやすくなります。

「嫌われたらどうしよう」と不安になって余計なメッセージを送ってしまったり、変に気を使ったりすると、かえって関係がうまくいかなくなってしまいます。快適な人間関係というのは、「いまさら嫌うとか嫌われないとかないよね」という安心感や信頼感がある状態です。

【解決のヒント】
頭の中で一度「嫌われてもいいや」と割り切ってみましょう。

他人の気持ちはコントロールできません。関わっていく中で自分のありのままの姿や欠点が見えるのは自然なことです。もしそれで嫌われたとしても、「それはそれで成り行きだ」と気にしすぎないことが、心を楽にする秘訣です。