外観もなかなか印象的だ。フロントのドットパターンをちりばめた大型フレームレスグリルや、ライオンの爪痕をモチーフにしたLEDデイタイムランニングライト、リアの個性的な形状のスポイラーや立体造形のLEDランプなどなど、見れば見るほどプジョーの魅力に引き込まれる。

プジョー5008GTアルカンターラパッケージ・ハイブリッドフロント

快適な室内空間と軽快な走り味。
アクティブな雰囲気がいい

 プラットフォームは、ステランティスがC~Dセグメント向けに新たに開発した電動車用プラットフォーム「STLA-Medium」を採用。この車台はホイールベース、全長、地上高、サスペンション形式など多様な構成に対応。BEVに最適化した設計でありながら、ハイブリッドなど多彩なパワーソースに対応可能な柔軟性と高い拡張性を兼ね備えている。駆動方式はFF。日本仕様は最新のステランティス各車が広く採用する1.2Lターボとモーターを組み合わせた48VマイルドHV。システム出力は145psを誇る。

 新型5008は、広い居住空間と優れた積載性、2列目シートの高い柔軟性を先代から継承しながら、時代が求める環境性能を実現した意欲作だ。1台に多くの要素を求める欲張り層にピッタリのクルマに仕上げられている。

 まずは室内空間。前席はもちろん、2列目シートも特等席だ。2列目は少し高めに座る格好となるが、頭上には余裕があり、座面長も十分に長く快適そのもの。シートバックを3分割してリクライニングできる点が3008とは異なる。また、2分割して15cmの前後スライドも可能だ。一方で3列目は、緊急用。小柄なパッセンジャー向けで、成人にはちょっときつい。3列目を日常的に使うユーザーには、ディーラーは、MPVのリフター・ロングを勧めていると聞いた。

 それでも、通常は5シーターとして使うなら、やはり5008は魅力的。3ゾーンエアコンは後席からでも風量調整が可能で、リアドアにもアンビエントライトが奢られている。