走りは力強い。1740kgの車重に対してシステム出力145psと聞いて、やや非力ではと心配したが杞憂だった。加速はスムーズで、周囲の流れをリードするのも簡単。高速クルーズもしたたかにこなす。しかも静かだ。1.2Lターボは、パワフルなだけでなく、常用域となる2000rpm以下ではエンジンの存在を感じさせないほど静粛。たとえ高回転でも3気筒を感じさせない音質を奏でるのも好印象だ。
5008はマイルドHVながら条件がそろうとエンジンが停止してEV走行に移行する。ただし、車重の関係だろう同じシステムを搭載する他の車種ほどエンジンが止まる感じはない。それでもWLTC燃費は18.4km/Lと優秀。このクラスでは抜きんでている。
乗り味は軽やかでありながら重厚さも感じるのが魅力。ほどよく引き締まった足回りはフラットで目線のブレが少ない乗り心地を実現。ステアリングにもしっかとした手応えがあり、ハンドリングはほどよくクイックだ。ときにはワインディングに連れ出したくなる。
プジョーのブランドバリューのひとつはドライビングプレジャー。5008はそれを実感する3列シート車だった。アクティブな魅力を放つ新たなフラッグシップが誕生した。
(CAR and DRIVER編集部 報告/岡本幸一郎 写真/横田康志朗)








