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生産性を求められる現代社会で、あらゆるテクニックを駆使して激務をこなすビジネスパーソンは多いだろう。しかし、長い目で成果を上げ続けるために本当に必要なのは効率化ではなく、あえて共同体から距離を置く「静かな時間」を意図的に確保することだという。キャリアの専門家が、思考力と創造性を取り戻すための具体的な実践法を紹介する。※本稿は、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹『静かな時間の使い方 自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
生産性を上げるために
「静かな時間」をつくる
本記事は、ソーシャルノイズ(=私たちの思考と行動を縛る、外部の規範・評価・期待)から逃れて、「静かな時間」をうまく使えるようになることを目指しています。ここでは「静かな時間」を以下のように定義しておきましょう。
静かな時間=外部の規範・評価・期待からいったん距離を取り、役割や義務を一時中断した状態
「いったん」「一時」という言葉を使っているのは、この社会で生きていく以上、市場や共同体から完全に逃れることは現実的ではないからです。
しかしそこに埋没していては、自分の主体が外部に奪われてしまう。少しの間でもいいからノイズへのリアクションを宙吊りにして、背負っていた役割や義務を肩から下ろす。自分自身の声に耳を傾けられる状態を整える。これが「静かな時間」の意味するところです。
とはいえ、そもそも時間に余裕がまったくなければ、「静かな時間」を捻出するのは難しいでしょう。静かな時間をうまく使うには、まず静かな時間を「確保」しなければいけません。







