「不安になりやすい」と悩んでいませんか? 実は、不安を抱えやすい人には特有の思考の癖があり、無意識のうちに自ら不安を増幅させているかもしれません。精神科医である著者自身も、些細なことが気になってしまう一人。そんな専門家が日々実践し、効果を実感している「不安に強くなるための3つの習慣」をご紹介します。思考の癖を少し修正するだけで、心はすっと軽くなるはず。穏やかな毎日を過ごすためのヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
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不安になりやすい人が、不安に強くなるための方法
本日のテーマは、「不安になりやすい人が、不安に強くなるための方法」についてです。
世の中には、どうしても不安になりやすい性質を持った方がいらっしゃいますが、不安になりやすい人には、特有の行動パターンや考え方の癖があります。その癖のせいで、もともと不安になりやすいにもかかわらず、自らさらに不安を招いてしまうことがよく起きています。
まずはご自身の癖を自覚し、少し修正していただくだけで、不安が行き過ぎずに済むようになるはずです。実は、精神科医である私自身も、些細なことで不安になりやすく、頭の中でいろいろなことが気になって全く落ち着かなくなる傾向があります。
だからこそ、「不安にはどう対処すべきか」を自分なりに考え抜いてきました。これから紹介するのは、精神科医である私自身も日々実践している方法です。それでは、早速見ていきましょう。
1.考え事は「明日の分」までにとどめる
1つ目は、「考え事は明日の分までにする」ということです。
日々さまざまなタスクがある中で、苦手なことや心配なイベントが1ヶ月後、1週間後、数日後と迫ってくると、「大丈夫だろうか」と不安になり、しんどくなってしまうことがあります。
しかし、将来のことは誰にもわかりませんし、キリがありません。今ここで不安になったからといって、何か対策ができたり、不安を消せたりするわけではないのです。ただ「大丈夫かな」と不安になるしかないのであれば、いっそのこと考えないほうがいいのです。
私の場合、しっかりとスケジュールを組み、スケジュール帳を見れば「今日やること」が確実にわかる状態を作っています。その上で、「今日と明日のこと」だけを考えるようにしています。
さすがに明日のことまで認識していないと、大きなイベントを見過ごしたり、必要な準備を忘れたりする危険があるため、今日と明日の予定だけを把握し、それ以降のことは考えないようにしています。
一度考えてしまったことを「なかったこと」にするのは難しいため、最初から「今日と明日の分しか考えない」と決めてしまうのがコツです。最初は「本当にそれだけで大丈夫だろうか」と心配になるかもしれませんが、一度やってみて「今日と明日のことだけで十分対処できる」と自信がつけば大丈夫です。
不安になりやすい人は、そもそも準備をしすぎる傾向があるため、今日と明日の対策だけで十分に対応できます。安心してください。
2.決断したことは、もう調べない
2つ目は、「決まったことはもう調べない」ということです。これも非常に重要です。
不安になりやすい人は、例えば手術を受けると決めて承諾書を書いた後になってから、「本当にこの手術で大丈夫なのだろうか」と調べてしまうことがあります。今の時代は情報過多であり、調べれば「絶対にやるべき」という情報も、「やってはいけない」という情報も必ず見つかります。
つまり、不安を抱えている状態で調べ物をすると、必ず不安を煽る材料を発見してしまうのです。決めるまでの間に、判断材料として様々な情報を集めるのは問題ありません。しかし、一度「やる」と決めたのであれば、それ以上調べても意味がありません。
決断した後はもう調べないほうが、物事はうまくいきやすいのです。これは私自身への戒めでもあります。
日常の些細な買い物でも同じです。買う前に調べるのはわかりますが、買ってからさらに調べて「もっと安いものがあった」「あっちのほうがよかった」とイライラする人がいます。もう買ったのなら、それを使えばいいだけです。不安になりやすい人は、往々にしてこうした行動をとってしまいがちなので、「決めたら調べない」をぜひ徹底してみてください。
3.しっかりと優先順位をつける
3つ目は、「優先順位をつける」ということです。優先順位をつけない人は、常に不安につきまとわれます。
なぜなら、頭の中に思いついた「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」というタスクが交錯し、パニック状態になってしまうからです。考えなければならないことが多すぎて、不安が膨れ上がってしまいます。
しかし、しっかりと優先順位をつけておけば、「まずはこれを考えよう、余力があれば次にこれを考えよう」と道筋が明確になります。頭の中を占領する「考え事」の数を減らすことができるため、落ち着いて物事に対処できるようになるのです。つまり、優先順位をつけることは、「考えなければならないことを減らす」ことにもつながります。
私は、どんな仕事や作業においても、いきなり手をつけるのではなく、まずはしっかりと優先順位を決め、プランニングをすることに労力の8割を割くべきだと考えています。なんとなく始めてしまい、後から「これはやらなくてよかった」と気づいた場合、それまでの労力がゼロになってしまうからです。
自分にとって「今一番大事なもの」を考え、まずはそれだけに集中する。それが終わったら2番目、3番目と順番に進めていく。このプロセスを意識して、しっかりと優先順位をつけてみてください。
まとめ:不安をなくす3つの方法
本日の「不安な人が不安に強くなる方法3選」をまとめます。
❷決めたことはもう調べない
➌優先順位をしっかりつける
少しでもみなさまの参考になれば幸いです。




