稲盛和夫一日一言Photo:AFP=JIJI

京セラ創業、日本航空(JAL)再建など数々の実績を残した稲盛和夫氏。その言葉には、経営だけでなく、仕事や人生に通じる普遍的な知恵が詰まっています。『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)から、一日一つの言葉をご紹介します。今日の仕事や人生のヒントは、この言葉の中にあるかもしれません。

9月6日、今日は何の日?

 9月6日は「黒の日」です。

「く(9)ろ(6)」の語呂合わせから、京都の黒染め業界が伝統的な黒染めの魅力を広く伝えるために設けた記念日です。京都黒染工業協同組合が1988年に制定し、翌1989年から実施されました。

 黒は、礼服やファッション、家電、パッケージなど、さまざまな商品やデザインに使われてきました。同じ黒でも、素材や光沢、濃淡によって受ける印象は大きく変わります。

 商品があふれる市場では、機能や価格だけで違いを打ち出すのが難しいことがあります。そこで重要になるのが、色や形、言葉、世界観まで含めて「この商品らしさ」をつくるブランド戦略です。ひと目見ただけで企業や商品を思い出してもらえることは、大きな競争力になります。

 一方で、見た目だけを整えても、ブランドは長続きしません。品質やサービス、企業姿勢といった中身が伴ってこそ、デザインに込めたメッセージへの信頼が積み重なります。

 稲盛和夫氏も、製品の品質を高め、顧客の期待に応えることをものづくりの基本としてきました。

 では、9月6日に紹介する稲盛氏の言葉には、どのような思いが込められているのでしょうか。