稲盛和夫一日一言Photo:Koichi Kamoshida/gettyimages

京セラ創業、日本航空(JAL)再建など数々の実績を残した稲盛和夫氏。その言葉には、経営だけでなく、仕事や人生に通じる普遍的な知恵が詰まっています。『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)から、一日一つの言葉をご紹介します。今日の仕事や人生のヒントは、この言葉の中にあるかもしれません。

9月4日、今日は何の日?

 9月4日は、関西国際空港が開港した日です。

 1994(平成6)年9月4日、大阪湾の泉州沖につくられた人工島に関西国際空港が開港しました。構想から長い年月をかけ、海上に空港を築くという大規模なプロジェクトが実現。現在では、24時間運用が可能な国際拠点空港として、関西と世界を結ぶ重要なインフラの一つになっています。

 空港や鉄道、道路といった社会インフラは、完成直後の成果だけで価値を測ることはできません。巨額の資金と長い工期を必要とし、その後何十年にもわたって人やモノの流れ、地域経済、暮らしを支えていくからです。

 企業の設備投資や研究開発も同じです。短期的には負担に見えても、将来の成長に必要だと判断すれば、先を見据えて資源を投じなければならない場面があります。重要なのは、目的を明確にし、長期の視点で投資の意味を見極めることです。

 稲盛和夫氏も、経営において大きな構想を描きながら、足元の採算を厳しく見つめる姿勢を重視しました。

 では、9月4日に紹介する稲盛氏の言葉には、どのような思いが込められているのでしょうか。