稲盛和夫一日一言Photo:SANKEI

京セラ創業、日本航空(JAL)再建など数々の実績を残した稲盛和夫氏。その言葉には、経営だけでなく、仕事や人生に通じる普遍的な知恵が詰まっています。『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)から、一日一つの言葉をご紹介します。今日の仕事や人生のヒントは、この言葉の中にあるかもしれません。

9月5日、今日は何の日?

 9月5日は「国民栄誉賞の日」として知られています。国民栄誉賞は1977年8月に創設され、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったもの」の栄誉をたたえる制度です。

 1977年9月5日、プロ野球の王貞治氏に第1号となる国民栄誉賞が授与されました。王氏は、その直前に通算756号本塁打を放ち、当時の世界記録を更新していました。

 大きな記録や卓越した成果は、一瞬の輝きとして語られがちです。しかし、その背景には、毎日の練習や改善、失敗からの修正といった、目立たない積み重ねがあります。

 仕事でも同じです。周囲を驚かせる成果ほど、実は地道な準備と継続の先に生まれるものではないでしょうか。

 一度の成功を狙うのではなく、昨日より少しでも良くする。その繰り返しが、やがて他者には簡単にまねできない水準へと人を押し上げます。

 稲盛和夫氏も、偉大な仕事は平凡な努力の積み重ねから生まれるという考えを大切にしました。

 では、9月5日に紹介する稲盛氏の言葉から、卓越した仕事を生む日々の姿勢について考えてみましょう。