バイオ医薬品会社の米モデルナは、常に極端な市場の期待に左右されてきた銘柄だ。新型コロナウイルスの感染拡大時には、メッセンジャーRNA(mRNA)が一夜にして医療を変革するかのような値動きとなり、時価総額は一時2000億ドル(約31兆7800億円)近くまで膨れ上がった。しかしその後、反動が訪れ、ワクチンの売り上げは急減し、投資家は同社の開発する新薬に疑問を抱いた。今、振り子は再び反対方向に振れており、またしても現実から乖離(かいり)している可能性がある。