一緒に暮らしていた家族が亡くなったとき、その存在が大きいほど、別れの現実を受け入れるまでには時間がかかる。でもそれは、この世を去った側にとっても同じなのかもしれない。イラストレーターの板倉アユミさんが、愛するニワトリ・コッコとの別れを描いた『この星降る天国で』が話題だ。物語は、天国へ旅立ったコッコの視点から描かれる。本書より、一部を抜粋して紹介する。

≪物語のあらすじ≫
“飼い主”と幸せに暮らしていたニワトリのコッコ。ある日コッコが目を覚ますと、そこは見知らぬ場所。自分に何が起きたのかも分からないまま、白くて大きな“何者か”に、とあることを告げられる。
よくわからない場所についた
コッコが目を覚ますと…
しらない大きな何者かがいて
でもブドウをくれたから
ようやく落ち着いた!
でも、飼い主はどこ?
ボクって死んだの…?