米連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ議長は今週、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演を控えており、何よりも大きな問いを突きつけられている。インフレの高止まりは関税や戦争といった一時的なショックによるものなのか、それとも単に経済が過熱しているためなのか、という問いだ。この問いこそが利上げ判断を左右する。FRB当局者の間でも意見が分かれており、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)では3人が利上げを支持して金利据え置きに反対票を投じた。他の複数の当局者も利上げ支持に回る用意があると示唆してきた。だがウォーシュ氏は情報発信を減らすという新たな方針のもと、自身の立場を明らかにしていない。