能力も意欲もあるのに、なぜか本来の力を出し切れない。そんな人を阻んでいるのは、スキル不足ではなく、自分でも気づいていない「思考のクセ」かもしれません。しかも、それは長年「正しい」と信じてきた考え方の中に潜んでいます。本稿では、世界のトップ層を見てきたエゴンゼンダーのパートナー・元日本代表でスタンフォード大学客員研究員の丸山泰史氏による新刊『「考えてばかりで動けない」がなくなる真面目の縛りを解く方法』から一部を抜粋・編集し、私たちの行動を知らず知らず制限する3つの「縛り」を紹介します。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局 井上敬子)
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3つの真面目の縛りとは?
前回、美徳であるはずの「真面目さ」が縛りとなってパフォーマンスの可動域が狭くなり、成果が頭打ちになっているケースがあると書きました。
では、その「縛り」とは、どのようなものなのでしょうか。
要素を分解していくと、次の3つに大別されます。
1、緻密な計画がないと行動できない「計画固執の縛り」
直面している問題に対して、必要とされる計画の精度以上に、きっちり準備しようとすること。
2、全方位での満点を目指して自分を追い込む「完璧主義の縛り」
満点でなければいけないと思い、失敗しそうなリスクは避けようとすること。
3、他人に迷惑をかけたくない、和を乱したくないと行動をやめる「遠慮の縛り」
何かをしたいという意欲や欲求があったとしても、周囲に気を遣って行動をやめてしまうこと。
ただし、これら3つは完全に独立しているわけではなく、実際には複雑に絡み合ったり、部分的に重複したりしていることがよくあります。たとえば、「満点を取るために絶対に失敗してはいけない」という完璧主義の縛りがあるからこそ、過剰な計画に固執してしまう、などです。
本書では、日本人に多いこれらの3つの「真面目の縛り」を、解いていく方法を解説しています。








