「決算書を読めるようになりたい」と思って簿記の勉強を始めたものの、勘定科目や仕訳など、知らない言葉ばかりで挫折してしまった。そんな経験はないでしょうか。会計は「難しい世界」と思われがちです。今回は書籍『サンキー図で「お金の流れ」が1秒でわかる 見るだけ決算書』から、会計を理解するための考え方を紹介します。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
初心者にとって簿記がわかりづらい理由
会計で初心者がつまずく理由の1つに、「全体像がわかりづらい」ことが挙げられます。
例えば簿記を学ぼうとすると、まず勘定科目や仕訳など、細かい用語やルールから覚えさせられるケースが少なくありません。
しかし、そもそも決算書が何を表していて、それぞれの数字がどうつながっているのかがわからないまま細部の知識を学んでも、「今、自分は何を理解しようとしているのか?」が見えづらくなってしまいます。結果として、一つひとつの用語は覚えられても、それが決算書を読むうえでどんな意味を持つのかがわからず、途中で迷子になってしまうのです。
会計は「視覚化」でわかるようになる
サンキー図のメリットは、ビジュアル起点の解説により、決算書の基礎や読み解き方が直感的にわかることです。
たとえば、次のPLサンキー図を見てみましょう。
PLサンキー図・ヴィレッジヴァンガード(2025年5月期→2026年5月期)
いかがでしょうか。きっと、詳細な知識がなくても、ヴィレッジヴァンガードが
・2026年は黒字に転換している
ことがわかると思います。
慣れてくると、
・コストのうち、「売上原価」の割合が下がっていることで赤字が解消した?
などまで、徐々にわかってくるようになります。
まず全体像を把握しよう
サンキー図があれば、「会計の規則や専門用語を覚えてから決算書を理解する」という一般的なアプローチではなく、各書類の構造をサンキー図で視覚的に把握した後に、必要不可欠な会計知識を学んでいくアプローチをとることができます。
最初に全体像をつかむことで、後から学ぶ専門用語が単なる暗記対象ではなく、意味のある情報として無理なく頭に入ってくるでしょう。その結果、決算書を前にしても迷子にならず「どこに注目して何を読み取るべきか?」が自然にわかるようになるのです。






