定年後は仕事から解放され、好きなことをして暮らしたい。そう考える人は多いだろう。しかし、自由な時間が増えたからといって、毎日が自然と楽しくなるとは限らない。定年後もいきいきと過ごせる人と、退屈を感じてしまう人の違いはどこにあるのか。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「定年後もずっと楽しく過ごせる人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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定年したら、何をしたいですか?
働いていると、毎日のように何かしらの目標がある。
そして、それを達成すれば、上司や同僚から評価されることもある。
しかし、定年すれば、そうした「誰かから与えられる目標」は一気に減っていく。
あなたは、定年後の人生について考えたことがあるだろうか?
毎日「できること」が増えていく
友人の父親が、定年後にカフェ&バーを始めたらしい。
現役時代はほとんど料理をせず、最初は目玉焼きくらいしか作れなかったという。
それでも、毎週一つだけ新しい料理をつくることにした。
「先週は肉じゃがができたから、今週は魚を焼いてみようかな」
そんなふうに、一つできたら、次の一つに挑戦する。
それが続き、バーと思えないほどメニューが豊富になったらしい。
しかも数か月後には、家族に夕食を振る舞うようになったという。
「別に料理人になりたいわけじゃないんだけど、先月できなかったことができるようになると、結構うれしいんだよ」
その言葉が印象に残った。
仕事を辞めても、人は「少しずつできるようになること」を楽しめるのである。
「小さく始めた人」は流れを生み出す
『あきれるほど小さい習慣』には、こんな一節がある。
最初の一歩を「大きく始めた人」は途中で息切れしてしまいます。
しかし、「小さく始めた人」は流れを生み出し、いつの間にか止まらなくなる。
このベビーステップこそが、モメンタム(勢い)を生み出し、行動を加速させます。
ロケットスタートで速く進もうとして燃え尽きるよりも、ゆっくりでも小さな一歩を積み重ねる。
そうすることで、想像もできないほどの大きな成果につなげられるのです。
――『あきれるほど小さい習慣』より
定年後に、壮大な目標を持つ必要はない。
できなかったことができるようになると、「次はこれをやってみよう」という流れが生まれる。
楽しい人は、いくつになっても「できた」を増やす
定年後もずっと楽しく過ごせる人の特徴・ベスト1は、小さな「できた」を増やし続けることだ。
誰かに評価されなくてもいい。
「昨日より、ちょっとできるようになった」と自分で思えれば、それだけで次の日にやりたいことが生まれる。
何歳になっても、小さく挑戦し、小さく成長する。
その積み重ねが、定年後の長い時間を「暇な毎日」ではなく、「まだまだやりたいことがある毎日」に変えてくれるのである。








