習近平氏は5月に北京でトランプ大統領と向き合った際、ある表現を引用した。両国は「トゥキディデスの罠」を避けられるか、と習氏は問い掛けた。「トゥキディデスの罠」とはハーバード大学の政治学者グレアム・アリソン氏が説いた、新興大国と既存の大国が衝突して戦争に陥る古来の構図のことだ。それは優れた指導者らしい、和解的と言ってもよい響きを持っていた。今月、習氏は返礼の訪問でワシントンを訪れる予定であり、再びこの表現を使うかもしれない。
中国を「普通の新興大国」として向き合うと核心を見誤る
対外拡張を続ける一党支配国家を、普通の競争相手と見なすと「大きな代償」を払うことに
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