ちょっとしたことでイライラしてしまう。仕事が予定通りに進まない、人のささいな行動が気になる――。そんな状態が続くと、「自分は短気なのかも」と思ってしまうかもしれない。しかし、イライラしやすさの裏には、ある「思い込み」が隠れていることがある。話題の書『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、イライラに振り回されず、心をラクにするヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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イライラは「マイルール違反」のサイン
たとえば、急いでいるときに限って、前を歩く人がゆっくり歩いている。
仕事を早く終わらせたい日に限って、退社間際に急な依頼が入る。
家に帰れば、片づけたはずの部屋がまた散らかっている。
そんなちょっとしたことで、思わずイラッとしてしまうことはないだろうか。
実は、こうしたイライラには共通する理由がある。
『人生アップデート大全』では、その理由を「マイルール」という視点から説明している。
――『人生アップデート大全』より
たとえば、「今日やるべきことは今日中に終わらせなければならない」と思っている人が、退社間際に新しい仕事を頼まれたら、イライラするかもしれない。
「部屋はいつもきれいでなければならない」と思っていれば、家族が服を脱ぎっぱなしにしているだけで腹が立つこともある。
つまり、目の前の出来事そのものではなく、「こうでなければならない」という自分のルールから現実が外れたときに、イライラが生まれるのである。
ワースト1:「こうでなければならない」が多い
いつもイライラしている人の特徴・ワースト1は、「こうでなければならない」というマイルールが多いことである。
「時間は守るべき」
「仕事は完璧にやるべき」
「普通はこうするもの」
「言わなくてもわかるはず」――。
もちろん、ルールを持つこと自体が悪いわけではない。
問題は、それを「絶対に守られるべきもの」と考えてしまうことである。
世の中には、自分の思い通りにならないことがいくらでも起きる。
そのたびに「ありえない」「普通はこうするでしょ」と反応していたら、イライラする機会はどんどん増えてしまう。
イライラしたら、まず「スペース」をとる
では、イライラしたときはどうすればいいのか。
怒りにまかせて相手にぶつければ、あとで後悔するかもしれない。一方で、ひたすら我慢するのも心を消耗させる。
そこで有効なのが、いったん出来事から距離を置くことだ。
――『人生アップデート大全』より
10秒数える、大きく息を吸って吐く、少し歩く、音楽を聴く。すぐに反応せず、感情の波が静まるまで待つだけでもいい。
「マイルール」が見つかれば、心を切り替えるのは意外と簡単
それでもイライラが収まらないなら、自分の中にあるルールを探してみる。
――『人生アップデート大全』より
「予定通りに進まなければならない」「相手はこう振る舞うべきだ」「失敗してはいけない」。
そんな思い込みが見つかるだけで、感情との距離が少し変わる。
予定が崩れても、「まぁ、そういう日もある」と考えられる。
相手が自分の常識と違っても、「そういう考え方もある」と流せる。
イライラをゼロにする必要はない。
それは、自分の中にある「マイルール」を知らせてくれるサインでもあるからだ。








