「大人なんだから、会計の勉強くらいしておかないと恥ずかしい」「決算書が読めるようになりたい」 そう思っても、数字だらけの資料を見るのは正直しんどい……そんな人にオススメなのが「お金の流れ」を見える化する図解=サンキー図です。今回は書籍『サンキー図で「お金の流れ」が1秒でわかる 見るだけ決算書』に登場するBSサンキー図で、基礎的な「決算書の見方」を学んでいきましょう。
貸借対照表(BS)って、何?
ひとことで言うと、「どうお金を集め・使っているか」ひと目でわかるのが貸借対照表です。
BSは、企業が決算日時点で持っている負債や資産を金額で表した一覧表です。「借金で調達した分が20億円」「現金で30億円保有」「工場(45億円)を保有」など、企業の今の【ストック情報】を表しています。
ただ、これを実際の資料で見ようとすると、数字ばかりでなかなかとっつきづらいです。
そのため、本書では「サンキー図」という図法で貸借対照表を図解しています。サンキー図にすると数字にイメージが伴うからどこが大きいのかすぐにわかるのです。
貸借対照表の「右側」と「左側」
では早速、右側と左側に分けて見ていきましょう。
右左の図(BS)
・【右側】=どこからどれだけ、お金を調達してきているのか?
BSサンキー図の右側からは借金への依存度がどれくらいかがわかります。例えば、赤色のブロックや帯が目立つ場合、銀行などからの借入金などが多いと判断できます。
一方で、緑色のブロックや帯が目立つ場合、株主からの出資や、これまで自社事業で稼いできた利益の積み重ねが多くを占めている企業だとわかります。借金が少なく、相対的に倒産リスクが低い企業だとすぐにわかるのです。
・【左側】=右側で集めてきた現金を、どう振り分けているのか?
左上にある現金及び預金の帯が太ければ、すぐに動かせるお金を多めに持っている証拠です。「新しい投資をする余力がある」、あるいは「想定外の売上不振や不況などの事態にも備えている」といえます。
一方で、左下の有形固定資産(工場や土地など)の帯が太ければ、目に見える巨大な設備に投資していることがわかります。
このように、「右側・左側」の見方を習得すれば、「自己資本比率」や「流動比率」といった定番の財務指標を使った分析もできるようになります。サンキー図でならこれらの指標も視覚的に理解できるので数字に強くない人でも無理なくBSがわかるようになります。







