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「靴を見ればお金持ちかどうかわかる」――そんな言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう。高級ブランドの靴、希少な時計、ロゴ入りのバッグ。富裕層を「見た目で見分ける」方法は、世の中に数多く語られてきました。
しかし、18年間にわたって超富裕層の邸宅に通い続けてきた執事として感じるのは、本物の富裕層ほど、そうした「わかりやすいサイン」だけでは見分けられないということです。
では、何を見ればわかるのか。それは靴でも時計でもバッグでもない、もっと意外なところに表れます。今回は、執事歴18年の実体験から見えてきた「本物の富裕層を見分ける3つのサイン」をお伝えします。(日本バトラー&コンシェルジュ株式会社 代表取締役社長 新井直之)
本物の富裕層ほど
「わかりやすい高級品」では見分けられない
私が執事として超富裕層の方々と接するようになったばかりのころは、「お金持ちなら、身の回りのものは何でも高級なのだろう」とどこかで思っていました。
ところが、実際にお仕えしてみると、そのイメージは少しずつ覆されていきました。
もちろん、高価なものをお持ちではあります。しかし、それをわざわざ人目につくところに置いたり、ブランド名がひと目でわかるものを選んだりするとは限りません。
むしろ長く接するほど印象に残ったのは、普通なら気にも留めないようなところに、その方の持つ「基準」がはっきり表れていることでした。
その違いは、毎日の暮らしの中で何気なく使っている、ごく身近なものにも表れるのです。
サイン1
「誰も見ない場所」にお金をかける
ある邸宅にうかがったとき、洗面台の横にさりげなく置かれた消臭スプレーが目に入りました。
第一工業製薬の「NIOCAN(ニオキャン)」という商品で、500mlで税込2640円。スーパーで手に入る一般的な消臭スプレーが300円前後であることを考えると、その価格差は8倍以上です。
臭気判定士(国家資格)の技術を用いた中和消臭を採用した天然精油由来の製品で、代官山 蔦屋書店など限られた店舗のほか、公式オンラインストアで販売されています。
使い捨ての消耗品であり、誰かに見せるわけでもなく、生活に支障をきたすわけでもありません。スーパーの安い消臭剤で事足りるところを、あえてそこにお金をかける。これが、本物の富裕層に共通する感覚です。
同じことが歯ブラシにも言えます。様々なお宅に伺ううちに、富裕層がこぞって自宅で使用する「特別な歯ブラシ」があることに気がつきました。







