なぜか次々にチャンスが舞い込んでくる人がいる。新しい仕事に声をかけられたり、「一緒にやりませんか」と誘われたり。そんな人を見ていると、単に仕事ができるだけではない、何か別の理由があるようにも感じる。では、チャンスをつかむ人には、どんな共通点があるのか。話題の新刊『仕事・人間関係で損する人、得する人』(伊庭正康著)から、特別に本文の一部を抜粋・再編集して紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

なぜかチャンスが次々に舞い込む人の共通点・ベスト1Photo: Adobe Stock

チャンスが舞い込む人の共通点とは?

成果を積み上げる。そうすれば、いつかきっと正当に評価される――。

もし、こう考えているなら、それはちょっと危険です。

実際、それだけで評価されることはまずないからです。

実は決め手となるのが、「一緒に仕事がしたい」と思われるかどうかなのです。

仕事の世界で、最後にチャンスをつかむ人には共通点があります。

私が研修先の大手企業の人事担当者に「抜擢される人の特徴」を聞いたとき、返ってきた答えはこうでした。

「能力だけではなく、可愛がられている人ですね」

上司は無意識のうちに相手を「2つのグループ」に分類している

これを裏づける理論があります。

「LMX理論(リーダー・メンバー交換理論)」です。

この理論が示しているのは、シンプルでありながら衝撃的な事実です。

上司は、部下とかかわる初期の段階で、無意識のうちに相手を「2つのグループ」に分類しているといいます。

ひとつは、信頼できる仲間だと感じる「イングループ(内集団)」

もうひとつは、一定の距離を置く「アウトグループ(外集団)」です。

しかも一度認定されてしまうと、あとから覆すのは容易ではない。

だからこそ、最初の行動やかかわり方が重要なのです。

キャリアの初期はもちろん、異動や転職、昇進など、新しい環境に入ったときほど、この事実を知っておく価値があるでしょう。