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前回、10年物米国債の利回りが5%を超えたのは、米経済が新型コロナウイルス流行の後遺症に対処している時だった。今回は終わりの見えない戦争が主な原因となっている。
エネルギー価格とインフレへの懸念の高まりを受け、10年債利回りは14日に5%を上回った。これは重要な節目であり、債券市場が新たな時代に入るかどうかの見極めを投資家に迫るものとなっている。
その答えは消費者と企業に広範な影響を及ぼす見通しで、中間選挙にも影響を与える可能性がある。10年債利回りは経済全体の金利を左右する重要な指標であり、最近の上昇はすでに住宅ローン金利を7%近辺まで押し上げている。スコット・ベッセント財務長官は利回りを抑えるため異例の措置を取ってきたが、今のところ効果はほとんど出ていない。
トレーダーらは、2023年のように5%が10年債利回りの上限になるのか、それともその水準を明確に突破し、2000年代のように利回りが時に数カ月にわたり5%を超えるような借入環境が生まれるのかを見極めようとしている。中には利回りが数年間その水準で推移した1990年代を思い起こす人たちもいる。
長期的に見れば、金利の上昇は米政府の借入コストを大幅に押し上げるだろう。米政府の利払い費は既に国防費を上回っている。
「きょうの数字は議会を不安にさせるはずだ」と、デビッド・シュワイカート下院議員(共和、アリゾナ州)は14日、ソーシャルメディアに投稿した。
原油価格が再び上昇したことを受け、米国債利回りは14日序盤の取引で小幅に上昇し、米東部時間午前10時過ぎに5%を上回った。利回りは一時5.012%に達し、2007年以来の高水準となったが、最終的には4.960%まで戻した。
この反転は、2023年10月23日に起きたことと類似している。当時も10年債利回りは午前中に5%に達したが、取引終了までに4.8%を上回る水準まで急落した。これは投資家が節目となる水準に達するのを待ってから債券買いに走ったことを示している。








