6月30日は、自由市場を称揚するノーベル賞受賞者たちにとって嫌な日となった。この日ゾーラン・マムダニ米ニューヨーク市長は、かつてフリードリヒ・ハイエクが社会主義者を酷評したことを思い出し、異論を展開した。社会主義者は資本主義者の「長年の失策」を解決していく、とマムダニ氏は述べた。同日のインタビューでJD・バンス米副大統領は、ミルトン・フリードマンについて「グローバル化したリベラリズムが米支配層のいわば現状となった世界」では、もはや無意味だと切り捨てた。民主社会主義者の市長と共和党の副大統領が、共通の理念に基づいて自由市場の象徴をこき下ろしたことは、「蹄鉄(ていてつ)党」と呼べるものの台頭を告げている。